「奄美のノネコ」出版 鹿大環境学研究会

「奄美のノネコ」出版 鹿大環境学研究会

「奄美のノネコ」出版
鹿大環境学研究会

 鹿児島大学鹿児島環境学研究会は3月、希少種を襲って生態系に影響を及ぼす野生化した猫(ノネコ)の問題を取り上げた「奄美のノネコ―猫の問いかけ」(南方新社)を出版した=写真。世界自然遺産登録を目指す奄美大島と徳之島で、猫問題に関わる国、県、地元市町村、民間団体などの取り組みを紹介。国内外の事例も交えて、解決への糸口を探った。

 

 奄美大島では生態系保全を目的に、関係機関が策定したノネコ管理計画に基づき2018年7月にノネコの捕獲を開始。計画には一時収容後、譲渡先が見つからなければ殺処分とする方針も盛り込んだ。徳之島では14年12月から捕獲と譲渡に取り組んでいる。

 

 本書は▽「ノネコ問題」とはなにか▽海外におけるノネコ対策の現状▽奄美大島におけるノネコ問題▽徳之島におけるノネコ問題▽希少種保護を目的とした国内各地の「ネコ」対策―など7章構成。

 

 第3、4章では、環境省、県、地元自治体の担当者や民間団体の代表らが執筆を担当。両島のノネコと、ノネコの元になる野良猫、飼い猫も含めたそれぞれの猫対策の取り組みを紹介している。

 

 A5判282㌻。定価2000円(税別)。問い合わせは電話099(248)5455南方新社。