「奄美群島の魚類図鑑」出版 鹿大博物館、1321種網羅

「奄美群島の魚類図鑑」を紹介する本村浩之さん

「奄美群島の魚類図鑑」を紹介する本村浩之さん

 鹿児島大学総合研究博物館は15日、「奄美群島の魚類図鑑」を出版した。奄美全島で確認できる全1321種を網羅。本村浩之館長は「群島全域をカバーした図鑑は初。地元の自然、生き物の豊かさを知ってもらいたい」と話した。

 奄美大島、喜界島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島で採取した魚類の写真3370枚を掲載。同種の魚でも特徴が違う幼魚や雌雄、模様違いなどを紹介し、読者が写真から種の同定をしやすいよう工夫した。

 各写真の横には標本の所蔵機関や登録番号、サイズ、採取地を記載し、学術書としても利用できる。アマミホシゾラフグなど近年の新種も取り上げた。

 本村館長は「図鑑を通して身近な生き物たちへの興味が高まればうれしい。今後の新種の発見にも期待している」と語った。

 A4判カラー、438ページ。3500円(税抜き)。問い合わせは電話099(225)6854南日本新聞開発センター編集出版部。