「野生動植物守り隊」が発足

タクシーに啓発用カードを設置する事業者(鹿児島県提供)

タクシーに啓発用カードを設置する事業者(鹿児島県提供)

 希少種の保護や環境保全対策を進めている奄美群島希少野生生物保護対策協議会の取り組みに協力する「奄美大島・徳之島の貴重な野生動植物を守り隊」が、このほど発足した。観光、宿泊施設やレンタカー、タクシーなどの運輸業者ら地元の33企業・団体が参加。同協議会が作成したリーフレットやチラシを施設や車内に設置し、自然保護への普及啓発を行う。同協議会は現在、参加企業などを募集している。

 

 同協議会は国や県、市町村、警察などで構成。昨年度、奄美大島と徳之島で希少野生動植物盗採防止キャンペーンを実施し、地元企業などに普及啓発用のチラシやリーフレットなどを配布したところ、企業側から引き続き自然保護活動に関わっていきたいという声が上がり、今回の組織発足につながった。

 

 同協議会事務局の県自然保護課によると、「守り隊」には現在、奄美大島の16企業・団体と徳之島の17企業・団体が参加している。参加企業・団体はそれぞれのホームページなども活用して貴重な野生動植物保護に関する情報を発信。取り組みは県のホームページでも紹介され、企業・団体のイメージアップにもつながる。

 

 県自然保護課の担当者は「今後は集落や自然保護に関わる人々など幅広い分野の団体や個人にも参加してもらい、地域全体で見守る体制にしていきたい」と話していた。