アカショウビン、元気に野へ 名瀬の男性、国道で気絶状態を救う

奄美市の国道で保護されたアカショウビン

奄美市の国道で保護されたアカショウビン

 奄美市名瀬在住の米田剛さん(42)は18日午後5時ごろ、同市住用町の国道に倒れていたアカショウビンを保護した。アカショウビンは保護された後、無事に野へ帰ったという。米田さんは「最初は死んでいると思っていた。無事で何より」と安堵(あんど)の笑顔を見せた。

 

 アカショウビンは、三太郎トンネルの西仲間側出口付近の車道の真ん中で倒れていた。「このまま車に踏みつぶされるのはかわいそう。どこかに埋めてやろう」と思った米田さんが、車に乗せたところ、しばらくして息を吹き返したという。

 

 奄美野生生物保護センター(大和村)や県大島支庁の担当課に相談し、奄美いんまや動物病院(龍郷町中勝)に保護を依頼した。同院によると、アカショウビンは脳振とうで気を失っていただけで後遺症もなく、後日、保護現場近くで放したところ元気に飛び去ったという。

 

 同院の伊藤圭子獣医師は「道路に置き去りだったら間違いなく車にひかれていた。野生動物を保護した場合はまずは連絡、相談を」と話し、「野生動物にとって人目に触れることは非常にストレスなので、運んでくる際は段ボール箱などに入れてあげてほしい」と助言した。

 

 奄美いんまや動物病院への相談は電話0997(62)3310。