アメリカハマグルマを駆除 繁殖力強い外来種、継続必要 奄美市名瀬

緊急対策外来種のアメリカハマグルマを駆除する参加者=20日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

緊急対策外来種のアメリカハマグルマを駆除する参加者=20日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

 奄美大島エコツアーガイド連絡協議会(喜島浩介会長)は20日、外来種アメリカハマグルマの駆除作業を奄美市名瀬の大浜海浜公園で行った。行政関係者を含め約30人が参加。園地内に繁茂した株を根元から抜き取った。アメリカハマグルマは国が緊急対策外来種に指定している。喜島会長は「繁殖力が強いため、定期的な駆除作業が欠かせない」と話し、世界自然遺産への登録後の駆除活動継続も訴えた。

 

 緊急対策外来種とは、生態系被害の甚大性や生物多様性の保全上重要な地域への影響から、特に緊急性が高く、積極的に防除を行う必要がある種。アメリカハマグルマはキク科の多年草で、黄色い花を咲かせる。周辺の植物に茎を絡ませながら広がり、光合成を抑制することで在来植物を駆逐していく。

 

 同連絡協議会は開花期の夏場にも駆除を行っている。今回は繁殖を効果的に抑えようと開花期を前に実施。駐車場周辺を中心に約1時間半にわたって作業を行い、駆除量は家庭用のごみ袋で約40袋分に上った。

 

 同市名瀬の県職員、染川勇樹さん(31)は長男の千浩君(5)、次男の和真君(3)と参加。「職場内の呼び掛けで参加した。奄美に赴任するまでは環境に対する関心は低かったが、世界自然遺産登録を目指す中で、住民一人一人の意識が重要だと感じた。子どもたちにも伝えたい」と話した。

 

 同連絡協議会は21日、瀬戸内町の油井岳や高知山周辺で、特定外来種に指定されているオオキンケイギクの駆除作業を行う。

アメリカハマグルマ=2017年6月、奄美大島

アメリカハマグルマ=2017年6月、奄美大島