イノシシ食害率24%過去最高/奄美大島のウミガメ産卵巣

ウミガメの卵を捕食するリュウキュウイノシシの親子=15年5月、大和村のヒエン浜(奄美海洋生物研究会提供)

ウミガメの卵を捕食するリュウキュウイノシシの親子=15年5月、大和村のヒエン浜(奄美海洋生物研究会提供)

 2015年に奄美大島でリュウキュウイノシシによる卵食害を受けたウミガメの産卵巣は、12の砂浜で合わせて88巣に上ることが分かった。奄美海洋生物研究会(興克樹会長)が8日、調査結果を公表した。ウミガメ産卵回数の減少に伴って被害巣は減ったが、食害率は24・8%で過去最高という。同会は「イノシシが浜に侵入しやすく、卵を見つけやすい環境になっているのが要因と考えられる」とし、「食害が恒常化している浜では産卵するウミガメの個体数減少が懸念される」と指摘している。