コウノトリ飛来9カ月/奄美に居着く

奄美北部に住み着いているコウノトリ=28日、奄美大島北部(奥昭仁さん提供)

奄美北部に住み着いているコウノトリ=28日、奄美大島北部(奥昭仁さん提供)

 国の特別天然記念物のコウノトリ2羽が昨年12月ごろから、奄美群島北部に住み着いている。いずれも兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園から昨年6月に巣立った個体で雄の兄弟。コウノトリは新しい餌場を求めて行動範囲を広げるが、2羽とも約9カ月にわたって奄美に居着いている。同公園は「奄美には餌が豊富にあり、住みやすい環境にあるのではないか。ただ、いつ飛び立って北上するかは分からない」としている。
 奄美では昨年12月上旬に喜界島への飛来が初確認され、足に付けられた「識別番号67」から豊岡市で昨年4月に生まれた22羽のうちの1羽と特定した。その後、別の1羽(識別番号66)が奄美大島北部や与路島、徳之島で相次いで目撃されている。2羽は行動を別にして、群島北部の島々を行き来しているとみられる。今月28日には奄美大島北部の川でアオダイショウをついばむ様子を写真愛好家の奥昭仁さん(65)=奄美市笠利町節田=がカメラに収めた。