トクサラン咲く 冬の林床に彩り 奄美大島

2018年01月13日

奄美大島の森の林床を彩るトクサラン

奄美大島の森の林床を彩るトクサラン

 奄美大島の深い森でトクサランが咲いている。エビネ属近縁のラン。高さ25㌢ほどになる茎から黄緑色のかわいらしい花を十数個つけ、冬の林床を彩っている。

 

 九州南部以南に分布する。和名の由来は、緑色の節のある茎の林立した姿がシダ植物のトクサに似ていること。開発などによって減少し、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に位置付けられている。