ハンドウイルカの死骸漂着 母親とはぐれた赤ちゃんか 奄美市住用町の城海岸

漂着したハンドウイルカの死骸=13日、奄美市住用町(奄美海洋生物研究会提供)

漂着したハンドウイルカの死骸=13日、奄美市住用町(奄美海洋生物研究会提供)

 奄美市住用町の城海岸で13日午前11時半ごろ、イルカの死骸が漂着しているのを、ウミガメの産卵調査をしていた奄美海洋生物研究会の興克樹会長が見つけた。ハンドウイルカの赤ちゃんとみられ、興会長は「何らかの原因で母親とはぐれたのでは」とみている。

 

 ハンドウイルカは熱帯から温帯の世界中の海に生息している。体長2~4メートル。体は灰色。水族館のショーなどで親しまれている。奄美大島沿岸でよく見られるミナミハンドウイルカは別種。

 

 漂着した個体は体長125センチの授乳期間中の子イルカ。腹部にダルマザメにかまれたとみられる傷があり、内臓が露出していた。腐食は進んでおらず、死亡直後とみられる。興会長らが現地で外部計測と解剖を行った後、海岸に埋設した。

 

 奄美大島でハンドウイルカの死骸の漂着が確認されるのは初めて。興会長は「沿岸ではあまり見られないが、沖合で子育てしている可能性もある。貴重な漂着記録が得られた」と述べた。死骸は1年後に掘り起こし、骨格標本として保管される。