パトロール情報の共有を 奄美群島希少種保護協 徳之島地区

パトロール情報の共有などを確認した徳之島地区の奄美群島希少種保護対策協議会=15日、天城町役場

パトロール情報の共有などを確認した徳之島地区の奄美群島希少種保護対策協議会=15日、天城町役場

 【徳之島総局】奄美群島希少野生生物保護対策協議会(会長・羽井佐幸宏県自然保護課長)の徳之島地区会合が15日、天城町役場であった。国や県、地元自治体と関係団体から約20人が出席。2018年度の活動実績と19年度の計画を確認し、希少種の盗掘・盗採の防止に向けて、各種団体が行うパトロール情報を共有することを申し合わせた。

 

 19年度の計画によると、徳之島町は年1回実施している外来種駆除作業と盗掘パトロールについて、2人体制でそれぞれ年間60日間、40日間行うなど、対応を強化する。天城町は6月末に外来種シンポジウム(仮称)を予定。伊仙町は民間団体と連携して外来種分布状況調査を行う。

 

 協議では、各種団体が行っているパトロールについて、不審車両や盗掘などの情報を迅速に共有してパトロールの効果アップを図ろうとの提案があった。

 

 会合に先立ち、奄美群島世界自然遺産候補地保全・活用検討会の徳之島自然利用部会があった。長距離自然歩道の奄美トレイルについて「初めて来た人は地図を持っていても、自分の居場所が分からなくなる」として案内板の充実を求める声があった。

 

 自然体験や研究などの問い合わせが自然保護団体に殺到し、団体の業務に支障が生じているとして、行政機関による自然遺産対応の窓口設置や一本化の要望もあった。