マングース探索犬に新しい仲間 奄美大島

環境省が奄美大島のマングース探索犬として加えた探索犬のピピ(提供写真)

環境省が奄美大島のマングース探索犬として加えた探索犬のピピ(提供写真)

 環境省は15日、奄美大島のマングース防除事業で探索犬を新たに1匹迎えた。狩猟に活用されることも多い大型犬のジャーマンショートヘアポインター。9月に生まれたばかりの雌で、名前はピピ。ふん探索犬として約1年間、同省奄美野生生物保護センター(大和村)を拠点に育成する。

 

 奄美大島の探索犬は2タイプ。現在、追跡して居所を突き止める生体探索犬としてテリア系の11匹、ふん探索犬としてジャーマンシェパード2匹が山中で活動している。

 

 環境省奄美自然保護官事務所の早瀬穂奈実自然保護官(25)は「ピピの役割は探索によってマングースのふんがないことを示し、奄美のマングース完全排除を確認すること」と期待を寄せた。

 

 マングースは1979年にハブ対策などで同島に放たれた。アマミノクロウサギなど希少種を含め在来動物を捕食しながら繁殖したため、2000年に同省が防除事業に着手し、05年に奄美マングースバスターズを配置した。マングースの低密度化に伴って08年、根絶の切り札として探索犬を導入した。

 

 同省によると、同島の17年度マングース捕獲数は10匹で、残存個体は18年9月現在、50匹以下と推定。同省は22年度までの排除を目指している。