ワシントン条約で国際規制を WWFジャパンが要望書

オビトカゲモドキ

オビトカゲモドキ

 世界自然保護基金(WWF)ジャパンは8日、オビトカゲモドキやイボイモリなど南西諸島固有の爬虫(はちゅう)類、両生類8種について、絶滅の恐れがある野生生物の国際取引を規制するワシントン条約附属書への掲載を求める要望書を環境省の正田寛自然環境局長宛に提出した。

 

 オビトカゲモドキは徳之島の固有種。首から背中にかけて4本の桃色の横帯模様がある。環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類。県の天然記念物に指定されている。

 

イボイモリ⑦ イボイモリは奄美大島、徳之島、沖縄島北部などに分布。日本のイモリの仲間で最大。全身黒褐色で、隆起した背骨の両側に肋骨(ろっこつ)が張り出してごつごつしている。同省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類。鹿児島、沖縄両県の天然記念物。

 

 ともに種の保存法の国内希少種に指定され、捕獲が禁止されている。

 

 要望書では、WWFジャパンの調査で、南西諸島固有の両生類、爬虫類に関して、海外でのペット取り引きが確認されたとして、「ワシントン条約で国際的な取り引き規制の対象となっていないため、諸外国で密輸取り締まりの協力を得ることが難しい」と指摘。

 

 スリランカで今年開催予定のワシントン条約第18回締約国会議に向けて、オビトカゲモドキを含むトカゲモドキ属6種とミヤコカナヘビ、イボイモリについて、同条約附属書の掲載に向けた手続きを早急に進めるよう求めた。

 

 同日は同条約で対象となっている象牙について、国の政策見直しを求める要望書も同省、外務省、経済産業省に提出した。