与論島にヤモリの固有種

与論島で採集されたヨロントカゲモドキ(仮称)の骨

与論島で採集されたヨロントカゲモドキ(仮称)の骨

 奄美、沖縄の爬虫(はちゅう)類・両生類を研究している3人の研究者がフィレンツェ大学(イタリア)が発行する専門誌「アクタ・ハーペトロジカ」7月号に、「与論島で発見されたクロイワトカゲモドキの骨が新亜種『ヨロントカゲモドキ』(仮称)であることを確認した」と発表した。ヨロントカゲモドキは与論島だけに生息していた固有種だが、既に絶滅したとみられる。研究者らは「ニホンイタチによる捕食が原因と考えられる」と指摘。ヨロントカゲモドキは存在を知られないままに姿を消したことになる。研究者らは「小島嶼(しょ)の持つ陸上生態系の脆弱性を物語るもの」と警鐘を鳴らした。