「全線踏破プロジェクト」始まる 世界遺産トレイル

地元サポートスタッフに見送られて出発する野元代表=5日、喜界空港

地元サポートスタッフに見送られて出発する野元代表=5日、喜界空港

 奄美・沖縄の世界自然遺産登録に向けて県が奄美各地でコース選定を進める「世界自然遺産 奄美トレイル」の全線踏破プロジェクトが5日、喜界島を皮切りに始まった。コース選定に関わった「かごしまカヤックス」代表の野元尚巳さんが約6週間、群島各島の全コース約550㌔を歩き、奄美の魅力を発信する。

 

 奄美トレイルは奄美の自然や文化を体感しながら歩く道のこと。今年夏を見込む世界自然遺産登録の効果を群島全体に波及させようと、県が2016年度にコース選定の取り組みを開始。20年度中に全14エリア51コースの開通を予定している。全線踏破プロジェクトは、トレイルの魅力発信と認知度向上が目的。

 

雨でもトレイルを楽しむ野元代表=5日、喜界町荒木

雨でもトレイルを楽しむ野元代表=5日、喜界町荒木

 初日は喜界町の喜界空港で出発式があり、野元さんは「歩くことで観光スポット以外でも新たな発見があると思う。6週間のぜいたくな時間を楽しみたい」と意気込みを語りスタート。島を南回りで海岸線や集落の風景などを楽しみながら、同町早町まで約27㌔を歩いた。

 

 野元さんは「すごく面白くて飽きない。ガジュマルのトンネルやアサギマダラを見ることができた。喜界島は空が広いことがよくわかる。晴れていれば空も海も鮮やかに見えるのでしょうね」と語った。

 

 同日に予定していた一般参加のイベントは雨のため中止した。

 

 野元さんは7日に奄美大島入り。加計呂麻島、徳之島、沖永良部島を経て、与論島で2月15日に全線踏破する予定。