世界遺産登録へ魅力発信 奄美・沖縄でモニターツアー 観光・交流連携体制構築へ

マングローブ原生林でカヌーを体験する旅行業関係者ら=1日、奄美市住用町

マングローブ原生林でカヌーを体験する旅行業関係者ら=1日、奄美市住用町

 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録を目指す鹿児島、沖縄両県は10月30日から、旅行業関係者らを対象としたモニターツアーを展開している。効果的な情報発信による観光客誘致が目的。沖縄本島北部と奄美大島を巡る「やんばる・奄美コース」では、参加者が奄美市住用町のマングローブ原生林でカヌーに乗り、国立公園内の自然環境を体感した。

 

 ツアーは、両県による「奄美・沖縄」観光・交流連携体制構築事業の一環。自然環境の保全と持続的活用を考慮しながら①魅力の発信②多様な周遊ルート作り③受け入れ体制の充実―を目指す。

 

 やんばる・奄美コースには旅行業やメディア関係者5人が参加し、10月30日~11月1日の日程で行われた。沖縄本島北部・国頭村で自然観察などを行った後、奄美大島各地の観光施設を巡った。

 

 1日は、奄美市住用町の黒潮の森マングローブパークでカヌーを体験し、淡水と海水が混じり合った汽水域独特の自然環境を観察。龍郷町で郷土料理の鶏飯を味わったほか、31日には同市笠利町の県奄美パークなどにも立ち寄った。

 

 参加者は「カヌーから間近で見た植物を展望台から眺めると、それぞれ違った雰囲気が味わえる」「(奄美は)沖縄と比べて観光開発が進んでいない現状そのものも魅力だと思う」などと話した。