今年もキリンが自然遺産応援缶 奄美市の尚味さんデザイン

奄美・沖縄の世界自然遺産登録応援記念缶のデザインと尚味さん=18日、鹿児島市

奄美・沖縄の世界自然遺産登録応援記念缶のデザインと尚味さん=18日、鹿児島市

 キリンビールは30日から、「奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録を願い、九州限定商品「一番搾り6缶パック」(1缶350ミリットル)を販売する。

 

 2017年から実施しているキャンペーンの一環。昨年から主力商品の「一番搾り」の缶に奄美や沖縄のイメージイラストをデザインした商品を限定販売している。

 

 今年はアマミノクロウサギやヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ、ノグチゲラなどの動物や、ヒカゲヘゴ、アダンなどの植物をあしらった。約52万8千本を販売する。

 

 同社南部九州支社の井本亜香支社長や、デザインを手掛けた奄美市名瀬在住のイラストレーター、尚味(なおみ)さん(34)が18日、鹿児島市の県庁を表敬訪問し、三反園訓知事にデザイン缶の発売を報告した。

 

 奄美・沖縄の自然遺産登録をめぐっては、今月末に中国で開かれる予定だった国連教育科学文化機関(ユネスコ)の委員会が新型コロナウイルスの影響で延期となり、登録の可否も先延ばしとなった。井本支社長は「延期は残念だが、記念缶の発売で登録への応援を続けたい」と述べた。

 

 大阪出身で、6年前から奄美で暮らす尚味さんは「奄美・沖縄の自然や文化を未来に伝え、守ってほしいという思いをデザインに込めた」と話した。

 

 三反園知事は「県としても、地元市町村と共に登録へ全力を尽くしていきたい」と語った。