外来種ツルヒヨドリを駆除 瀬戸内町の旧国道沿い

約60人で行った特定外来生物ツルヒヨドリの駆除作業=27日、瀬戸内町勝浦

約60人で行った特定外来生物ツルヒヨドリの駆除作業=27日、瀬戸内町勝浦

 特定外来生物「ツルヒヨドリ」の駆除作業が27日、瀬戸内町勝浦の町道網野子峠線(旧国道58号)沿いで行われた。世界自然遺産せとうち町対策室と瀬戸内町建設業協会、環境省奄美野生生物保護センターの共催。約60人が参加し、周辺の雑草を含め約2300㌔㌘分を回収した。

 

 奄美大島の世界自然遺産登録へ向けた機運醸成や地域住民の環境保全意識向上が目的。作業前、同建設業協会の伊東一宏会長は「伐採箇所が主に急傾斜なのり面ということで、安全確保を徹底しながら、できる限り技術を生かして貢献したい」と話した。

 

 ツルヒヨドリは、南北アメリカの熱帯地域を原産とするつる性植物。強い繁殖力で他の植物を覆い、生育を阻害することから「世界の侵略的外来種ワースト100」に挙げられている。国の外来生物法では栽培や保管、運搬などの行為が規制されている。

 

 作業は午前9時すぎから午後4時ごろまで実施。参加者は奄美野生生物保護センター担当者による指導の下、刈り取ったつるを短く切り、現場に残さないよう袋に回収。奄美市の名瀬クリーンセンターに運び込んだ。

 

 世界自然遺産せとうち町対策室の重村一人室長は「のり面一帯をきれいに刈り取れた。町内にはほかにもツルヒヨドリの群落があり、今後も関係機関と連携して対策を図りたい」と語った。