希少動植物の観察楽しむ ガイドが奄美中央林道を案内

希少な植物の観察などを楽しむ参加者ら=23日、奄美中央林道

希少な植物の観察などを楽しむ参加者ら=23日、奄美中央林道

奄美大島中南部の奄美中央林道で23日、エコツアーガイドが案内するウオーキングイベントがあった。約20人が参加し、11キロの山道を歩いて希少な動植物の観察を楽しんだ。環境省の重点対策外来種に指定されているセイタカアワダチソウの除去作業も行い、身近な自然と環境保全に理解を深めた。

 

 イベントは環境省が全国で展開する「2020年度国立・国定公園への誘客の推進事業」の一環で、環境保全活動などの体験を取り入れた質の高い観光メニューの創出促進や、官民が連携した自然保護の仕組みづくりなどが目的。アマミアンファーム(奄美市名瀬、喜島慎介代表)が主催し、エコツアーガイド6人が協力した。

 

 ウオーキングは、中央林道の奄美市名瀬の知名瀬側からスタート。奄美大島と徳之島の固有種シマウリカエデや絶滅危惧種のホソバハマセンダンといった希少な植物を観察した。

 

 県指定天然記念物のイボイモリとの出合いもあり、参加者はガイドの説明に耳を傾け、写真撮影をして身近にある豊かな自然を楽しんでいた。

 

 外来種のセイタカアワダチソウはキク科で大型の多年草。高さは3メートルに達し、8~11月に黄色い花を咲かせる。林道のところどころで群生しており、参加者はガイドから見分け方や正しい除去方法を教わりながら作業に汗を流した。

 

 カップルで参加した奄美市名瀬の川田裕太さん(35)、同市笠利町の田中佑香里さん(31)は「海や川で遊ぶことが多いので、山を歩くのは新鮮で楽しかった」「4年前に関東からIターンしたため、説明を受けないと分からないものだらけ。植物などについて事前知識があればもっと楽しめたと思う」とそれぞれ話していた。

外来種セイタカアワダチソウの駆除作業も行ったウオーキングイベント=23日、奄美中央林道

外来種セイタカアワダチソウの駆除作業も行ったウオーキングイベント=23日、奄美中央林道