喜界島に迷鳥オニカッコウ飛来

喜界島に飛来したオニカッコウ=13日午後4時20分ごろ、喜界町花良治(藤崎誠之さん撮影)

喜界島に飛来したオニカッコウ=13日午後4時20分ごろ、喜界町花良治(藤崎誠之さん撮影)

 喜界島で13日、国内では珍しい迷鳥のオニカッコウの飛来が確認された。喜界町花良治の七島鼻(通称ポイント211)付近で、喜界町図書館職員の藤崎誠之さん(31)が木の枝に止まっている雄を発見し、撮影した。

 

 オニカッコウは全長40㌢余の大型のカッコウ。尾が長い。雄は全身が黒色で青みがかった光沢があり、目が赤い。インドや東南アジアなどに分布。夏に繁殖のため中国南部などに飛来する。国内では八重山諸島や本州で観察記録があり、県本土の南さつま市でも2006年7月、雄1羽の飛来が確認されている。

 

 藤崎さんは七島鼻付近でバードウオッチングをしていた11日午前、オニカッコウとみられる特徴的な鳴き声を聞いた。13日午後に同じ場所で探したところ、樹上に姿を確認し、撮影に成功した。

 

 モズの調査のため来島していた国立科学博物館の濱尾章二・脊椎動物研究グループ長が同日、現地で鳴き声や姿を確認。画像データと合わせてオニカッコウと確認した。

 

 藤崎さんは「声を聞いたときは何の鳥か分からず録音した。インターネットで調べて珍しいオニカッコウと分かり、写真を撮りたいと思った。たまたま姿を見られて幸運です」と喜んだ。

 

 NPO法人奄美野鳥の会によると、和泊町で今月1日、オニカッコウの鳴き声が確認されている。鳥飼久裕会長は「奄美では声の記録はあるが、撮影されたのは恐らく初めてだろう」と話した。