大人気、鯨ウオッチ 「満足」8割超、リピート7割 参加者アンケート 奄美大島

 

ザトウクジラの豪快なジャンプ=3月、奄美大島近海(興克樹さん撮影)

ザトウクジラの豪快なジャンプ=3月、奄美大島近海(興克樹さん撮影)

  奄美大島で2020年シーズンに行われたホエールウオッチングの参加者を対象にしたアンケートの結果がまとまった。回答者は330人。ホエールウオッチングを体験して「満足」(212人)、「まあ満足」(59人)と答えた人が全体の8割超を占めた。「ぜひまた参加したい」とリピートを希望する人も約7割の237人に上り、大海原で鯨に出合えるツアーの人気の高さがうかがえる。

 

 同島では冬季に来遊するザトウクジラを観察するホエールウオッチングのツアーを奄美クジラ・イルカ協会(興克樹会長)の加盟事業者らが自主ルールを定めて展開している。クジラを間近で見られるツアーは人気を呼び、参加者は年々増加。今季は8事業者で計3684人と過去最多を記録した。

 

 アンケートは環境省の奄美群島国立公園奄美大島周辺海域における鯨類調査等業務の一環。奄美クジラ・イルカ協会の加盟事業者の協力で1月10日~3月10日に実施した。

 回答した330人のうち、島外からの参加者が293人と88・8%を占め、関東・甲信越からが最多の125人、次いで近畿・中部・北陸からが122人。島内からの参加者は37人だった。

 

 年代別では30代と40代が各72人で最も多く、合わせて43・6%。20代が65人、50代が61人と続いた。一緒に参加したのは知人・友人が132人と最多、家族が127人と続いた。

 

 奄美大島でホエールウオッチングに参加するのは「初めて」の人が257人で77・9%を占めた一方、「5回以上」と答えた人も7人いた。知ったきっかけは「インターネット」が141人と最多。次いで「知人から」が110人だった。

 

 「とても素晴らしかった。ぜひまた来たい」(50代男性)、「クジラを目の前で見られて感動した」(60代女性)とツアーに満足した意見が多く寄せられた。

 

 「クジラの生態を含めた環境、自然保護等の説明があれば、教育旅行などへのアピールになる。良いツアーなので観光産業の一つとしてもっとアピールして」(30代男性)というアドバイスや、「意外と奄美の人が興味が無いのが残念。住む島を知ることで、観光客への対応やアピールも意味のあるものになる」(40代女性)との指摘もあった。