奄美大島鯨ウオッチ「満足」8割

奄美大島近海に出現するザトウクジラの豪快なジャンプ

奄美大島近海に出現するザトウクジラの豪快なジャンプ

 奄美大島で2018年シーズンに行われたホエールウオッチングの参加者を対象にしたアンケートの結果がまとまった。回答者は186人。ツアーに「満足」(107人)と「まあ満足」(35人)と答えた人で全体の約8割を占めた。「ぜひまた参加したい」とリピートを希望する人も約7割の127人に上った。海外の先進地と比べて「それほど知られていない」と認知度不足を指摘し、「貴重な観光資源なのでもっと知られるべき」とPRの強化を求める意見もあった。

 

 奄美大島では13年にダイビング事業者らで奄美クジラ・イルカ協会(興克樹会長)が発足。同島近海に冬季に来遊するザトウクジラを観察するホエールウオッチングのツアーを、加盟事業者らが自主ルールを定めて展開している。大海原で巨体が繰り広げるダイナミックなアクションが人気を呼び、参加者は年々増加。アンケートは環境省が同協会の協力を得て実施した。

 

 18年シーズンに加盟6事業者が実施したツアーの参加者(3月31日現在)は前季(1456人)の1・5倍に上る2185人。そのうち船から飛び込んで泳ぎながら観察するホエールスイムが777人と全体の35・5%を占め、ともに過去最多を記録した。

 

 アンケートでは、島外からの参加者が175人と大多数を占め、島内の参加者は11人にとどまった。年代別では20代が最多の46人で、続く30代の43人と合わせて全体のおよそ半数を占めた。次いで50代36人、40代33人の順に多かった。

 

 奄美大島でホエールウオッチングに参加するのは「初めて」の人が162人で最も多く、2回目が2人、3回目と4回目がそれぞれ1人いた。同島のホエールウオッチングを知ったきっかけは「知人から」が最多の59人と「インターネット」の55人をやや上回り、口コミ効果の高さがうかがえた。

 

 「奄美の自然の大きさに感動した」(30代女性)「何回でも見たい。また奄美に行こうと思った」(20代同)「知人や友人にも勧めたい」(30代同)とクジラとの出合いに満足した意見が多く寄せられた。見られなかった人も「自然のものなので仕方ない」(50代同)「またチャレンジしたい」(40代同)と再訪を希望する人も多かった。

 

 奄美大島のホエールウオッチングの認知度について「国内でこんなに見ることができると知らなかった」(30代同)という声もあり、「奄美大島の観光はもっとインスタ活用してほしい」(20代同)と観光全般についての注文もあった。