奄美市住用町の城海岸にスジイルカ死骸が漂着

漂着したスジイルカを計測する関係者ら(提供写真)

漂着したスジイルカを計測する関係者ら(提供写真)

 奄美市住用町の城海岸で6日昼ごろ、スジイルカの死骸が漂着しているのが見つかった。奄美海洋生物研究会の興克樹会長らが7日に現地で外部計測と解剖を行い、海岸に埋めた。

 

 興会長によると、スジイルカは世界中の温帯から熱帯の海に広く分布し、大きな群れをつくって回遊しながら生活している。沖合にいるため奄美大島の沿岸で見かけることはほぼないという。同島では2015年2月に同市笠利町の神の子海岸に死骸が漂着した記録がある。

 

 漂着した個体は体長229㌢の雄の成体。横腹に青と白の帯状の模様がある。腐敗は進んでおらず、死亡直後とみられる。外傷はなく死因は不明。奄美群島各地の海岸では東シナ海でタンカーが沈没した後、油の漂着が確認されているが、イルカの体表や気管、消化管などに油はなく、漂着油の影響ではないとみられる。

 

 興会長は「死骸は1年後をめどに掘り起こし、骨格標本にして保管、活用方法を検討したい」と話した。