子ども世界自然遺産講座開始

川畑さんの案内で奄美自然観察の森を散策する講座生=26日、龍郷町

川畑さんの案内で奄美自然観察の森を散策する講座生=26日、龍郷町

 奄美大島の「子ども世界自然遺産講座」が26日、島内で始まった。島内の5市町村で構成する奄美大島自然保護協議会主催。講座は地元の小中学生19人が参加し、年内に3回予定している。1回目の今回は27日まで1泊2日の日程で世界自然遺産を目指す奄美の自然の魅力を体感し、保全の大切さを学ぶ。

 

 世界自然遺産登録を目指す島の自然の価値と環境保全について時代を担う子どもたちの意識を高め、島の歴史文化の学習も通して心豊かなリーダー育成を目指す。講座生は奄美市、瀬戸内町、龍郷町、大和村、宇検村の小学生12人と中学生7人。

 

 初日の午前中は奄美市の県立奄美少年自然の家で奄美野生生物保護センター自然保護官補佐の牧野孝俊さん(29)を講師に奄美の野生動植物や外来種、世界自然遺産登録に向けた取り組みなどについて学んだ。

 

 午後はスダジイが生い茂る龍郷町の奄美自然観察の森で野外研修があった。講座生は自然観察指導員の川畑力さん(40)の解説を受けながら1時間半ほど森の中を散策。スダジイなど照葉樹の森が生態系と生物多様性を支え、豊かな自然が保たれていることなどを学んだ。

 

 2回目の参加という前田愛璃さん(13)=大和中1年=は「観察の森に来たのは初めて。展望台からの景色がきれいで疲れが全部吹き飛んだ」。

 

 宇検村から参加した植田心大君(12)=久志小6年=は「初めてアマミイシカワガエルを見たり、オスしか鳴かないことも知ることができた。早く屋久島に行きたい」と話していた。

 

 27日は自然の家で奄美海洋生物研究会の興克樹会長の講話や創作活動、野外炊さんなどがある。

 

 次回は10月24日から28日まで4泊5日の日程で世界自然遺産の屋久島を訪ねる。