山クビリ線通行規制に向け門扉再整備=徳之島町

7月の通行規制に向け再整備されたゲート=27日、徳之島町山

7月の通行規制に向け再整備されたゲート=27日、徳之島町山

  徳之島町は27日、7月から通行規制を予定している林道山クビリ線(総延長15キロ)の山、花徳の2カ所の門扉を再整備した。4月から6月末までは試行期間で、ゲートは施錠せずに認定ガイド間で予約調整や自主ルール、通行許可の申請手続きなどを確認する。7月からは施錠して一般車両の通行を規制、観光利用では認定ガイドの同行を義務付け、自然環境の保全や環境負荷の抑制に努める方針だ。

 

 同林道の利用を巡っては2017年12月、環境省、林野庁、県、徳之島3町で事務局を組織、自然保護団体や地元集落代表らで構成した徳之島利用適正化連絡会議を設置。利用ルールの導入に向けた対策を協議してきた。

 

 今年2月の会合では、山と花徳側に門扉を新設して支線を含む林道出入り口3カ所を施錠し、町が鍵を管理して通年で通行を規制する利用ルールを確認。これを受け林道を管理する徳之島町は、18年度町GCF(ガバメントクラウドファンディング)アマミノクロウサギふるさと納税を活用して、11年度の整備以降、一部老朽化がみられた旧門扉を取り外し、幅4・8メートル、高さ1・3メートルのゲートを新設した。並行して同会議は、利用ルールを周知する看板を林道出入り口3カ所に設置した。

 

 同林道は近隣集落民や自然保護、林道管理などを行う団体は申請不要で通行できるが、観光利用や調査・研究などを目的とした利用は、町へ申請が必要となる。観光利用に関する認定ガイドの利用は、徳之島エコツアーガイド連絡協議会で定めた自主ルールを順守する。利用の受け付けは各認定ガイドが担い、インターネット上のスケジュール表を活用して利用調整を図る。

 

 同林道の利用規制について、環境省徳之島自然保護官事務所の沢登良馬自然保護官は「利用規制開始後にさまざまな課題が出てくると思うので、経過を見ながら利用ルールを磨き上げていければ」と話した。