梅次郎桜が開花=宇検村

雨の山中で美しい花を咲かせる梅次郎桜=16日、宇検村

雨の山中で美しい花を咲かせる梅次郎桜=16日、宇検村

 奄美では珍しいツクシヤマザクラが宇検村の山中で白い清楚(せいそ)な花を咲かせている。住民は親しみを込めて「梅次郎桜」と呼ぶ。村教育委員会によると、樹齢は100年を超え、名称は明治時代に現地で茶畑、茶屋を営んだ西山梅次郎さんに由来するという。

 

 場所は大和村今里と宇検田検を結ぶ林道。付近は公園として整備されている。西山さんの孫の米田郁代さん(67)=宇検村田検=は「母からは祖父が育てていたお茶にまじっていた株が自然に育ったと聞いた」と話す。

 毎年、開花を楽しみにしている佐々木一宇さん(73)=同村田検=は「100年前は厳しい山道を歩いてきた人の休憩ポイントだったと思う。今も人の心を癒やしてくれる大切な存在」と思いを語った。