水田周辺で冬鳥観察 龍郷町子ども博物学士講座

2019年01月20日

野鳥を観察する龍郷町の児童ら(右)と冬鳥のミサゴ=19日、龍郷町秋名

野鳥を観察する龍郷町の児童ら(右)と冬鳥のミサゴ=19日、龍郷町秋名

 龍郷町教育委員会の子ども博物学士講座が19日、同町秋名・幾里地区であった。NPO法人奄美野鳥の会(鳥飼久裕会長)の会員6人を講師に招き、野鳥を観察。児童生徒らは奄美大島の自然の豊かさを体感した。

 

 講座は体験活動を通して地域の自然や文化に親しみ、郷土への誇りを持つことが目的。2018年度の第6回で、町内の児童生徒と保護者ら計72人が参加した。

 

 児童生徒らは秋名・幾里地区の水田周辺で双眼鏡や望遠鏡を使って野鳥を約1時間観察した。冬に奄美大島に渡ってくるミサゴやサシバ、一年中島内にいるイソヒヨドリなどを確認した。

 

 龍瀬小1年生の宮崎誠一郎君(7)は「ミサゴやサシバの目がかっこよかった。ミサゴが川の魚を足で捕まえると聞いてびっくりした」と話した。

 

 観察後、秋名コミュニティーセンターで野鳥に関するミニ講座があり、児童生徒は奄美大島で観察できる鳥の種類や特徴などを学んだ。