秋の空に「タカ柱」

 

南下するため大空を舞うアカハラダカの群れ=常田守さん撮影

南下するため大空を舞うアカハラダカの群れ=常田守さん撮影

 アカハラダカが渡りの季節を迎え、奄美群島で羽を休めてさらに南の島へ飛び立っている。数十羽から数百羽にも達する群れが上昇気流に乗って舞い上がって形成する「タカ柱」は圧巻。秋の訪れを告げている。

 朝鮮半島や中国の東北部で繁殖し、東南アジアに渡って越冬する小型のタカ類。旅の途中、奄美に立ち寄る。成鳥は全長約30㌢。和名は首付近か腹部にかけて色が赤っぽいことに由来する。翼の先端が黒いのも特徴だ。
 奄美市の山頂で好天に恵まれた18日朝、森から次々と飛び立ち、上昇気流に乗って「タカ柱」を形成した幾つもの群れが南下する姿が見られた。奄美自然環境研究会の常田守会長(61)は「奄美は渡り鳥にとっても貴重な中継地。多様な命を育む奄美の豊かな自然を再認識して次代に引き継ぎたい」と話していた。

奄美の輝き