身寄せ合い春待つチョウ リュウキュウアサギマダラ

2021年01月20日

 

身を寄せ合って越冬するリュウキュウアサギマダラ=奄美大島

身を寄せ合って越冬するリュウキュウアサギマダラ=奄美大島

 20日は二十四節気の「大寒」。1年で最も寒い時期といわれる。奄美大島の林の中では、リュウキュウアサギマダラが身を寄せ合って寒さに耐えながら、春が来るのを静かに待っている。

 

 成虫で冬を越す数少ないチョウで、奄美が分布の北限。褐色の羽に鮮やかな水色のまだら模様が美しい。気温が15度以下になると活動を休止し、木の枝などに集団でぶら下がって越冬する。