輪禍防止で林・農道に減速帯─奄美大島

2015年10月11日

アマミノクロウサギなどの輪禍防止で奄美大島の市町村道に設置された減速帯=8日、奄美市住用町のスタル又線入り口

アマミノクロウサギなどの輪禍防止で奄美大島の市町村道に設置された減速帯=8日、奄美市住用町のスタル又線入り口

 奄美大島自然保護協議会(島内5市町村で構成)は9月から、希少動物のロードキル(輪禍)防止策で、国の特別天然記念物アマミノクロウサギなどが出没する市町村道の林道や農道計6線への減速帯設置を進めている。同協議会によると、島内では一般車両の交通事故防止用の減速帯は既にあるが、動物の輪禍防止を目的とした減速帯の設置は初めて。「世界的な宝の希少動物を守ろう」と呼び掛けている。