98巣でイノシシ被害/ウミガメ卵、食害率18・6%

ウミガメの産卵巣を掘り起こすリュウキュウイノシシ=今年6月、大和村毛陣の砂浜(赤外線自動撮影装置で撮影=提供写真)

ウミガメの産卵巣を掘り起こすリュウキュウイノシシ=今年6月、大和村毛陣の砂浜(赤外線自動撮影装置で撮影=提供写真)

 2016年にリュウキュウイノシシによる卵食害を受けたウミガメの産卵巣が、奄美大島(加計呂麻、請、与路の各島含む)の10の砂浜で98巣に上ることが分かった。奄美海洋生物研究会(興克樹会長)が上陸産卵数などと合わせて調査結果を公表した。食害率は過去最高の前年に次ぐ18・6%。同会は「捕食が恒常化している浜では地域産卵個体群の減少が懸念される」とし、侵入経路の解明などを進める方針だ。