IUCN10月8~10日に再調査

 環境省は27日、来年夏の世界自然遺産登録を目指す「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)の現地調査の日程を発表した。10月5~12日の期間中、徳之島と奄美大島は8~10日に調査を行う。

 

 奄美・沖縄の自然遺産登録に向けたIUCNの正式な調査は2017年10月に続き2回目。IUCN専門家のウェンディー・アン・ストラーム氏と、IUCN世界遺産部門職員のウルリーカ・オーバリ氏が4地域の推薦区域を訪問する。

 

 2人は前回とは別の調査員。環境省によると、IUCNから前回指摘があった推薦区域の修正箇所などを重点的に視察する。前回と同じく、各地域の自然保護、観光関係者ら住民との意見交換会も予定している。

 

 調査日程は、奄美側は8日午後に徳之島入り。同日に奄美大島に移動し10日まで。沖縄側は沖縄島北部が6~8日、西表島が11~12日。最終日の12日に石垣市で関係行政機関の担当者が記者会見を行う。

 

 奄美・沖縄について、政府は17年2月にユネスコへ推薦。IUCNが現地調査後の18年5月、沖縄島北部の米軍北部訓練場返還地の編入など推薦内容の見直しを求めて「登録延期」を勧告したため、いったん推薦を取り下げた。今年2月に来年夏の自然遺産候補地として再推薦した。

 

 再調査の結果を踏まえて、来年5月ごろに評価報告書がユネスコ世界遺産委員会に提出される。▽登録▽情報照会▽登録延期▽登録不可―の4段階で示される評価を踏まえて、夏ごろに中国で開かれる同委員会で登録の可否が決まる。