「アマミカヤラン」と命名

2017年01月13日

「ケイタオフウラン」とは別品種と分かり、新たに和名が付けられた「アマミカヤラン」(山下弘さん撮影)

「ケイタオフウラン」とは別品種と分かり、新たに和名が付けられた「アマミカヤラン」(山下弘さん撮影)

 国内では奄美大島にしか分布していないラン科の植物が別種のランであることが分かった。このランは、これまで「ケイタオフウラン」とされていたが、国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市)がヒマラヤに分布するラン「トリクスペルムム・ピグメウム」と確認し、同博物館の研究報告で発表した。和名がなかったため、本土に分布するカヤランに近いことから「アマミカヤラン」と名付けた。