ホース? いやハブだ! 通学路の県道沿いで捕獲

2018年10月17日

佐々木さんと捕獲したハブ=16日、奄美市名瀬

佐々木さんと捕獲したハブ=16日、奄美市名瀬

  奄美市名瀬佐大熊町で15日夜、1・15メートルのハブが捕獲された。現場は大島地区消防組合消防本部近くで、通学路ともなっている県道沿い。捕獲した名瀬の佐々木正勝さん(75)は「最初はホースかと思ったが、よく見てみるとハブ。付近を通行する人は気を付けてほしい」と呼び掛けた。

 

 佐々木さんによると、15日午後9時15分ごろ、佐大熊町から小浜町方面に車を走らせていたところ、ロータリー公園前の歩道に光るものが見えた。車を安全な場所に止めて、懐中電灯で照らすとハブ。車に積んでいたハブ捕り棒で捕獲した。

 

 佐々木さんは「数人の歩行者が近くを歩いていた。かまれなかったのが幸いだった」と話した。

 

 ハブ対策推進協議会事務局の名瀬保健所衛生・環境室は「今の時期は朝夕涼しくなった分、いつどこでハブが出てもおかしくない状況。むやみに草むらに近づかず、夜間は懐中電灯を携行するなど咬傷(こうしょう)予防に努めてほしい」と注意を促した。