大島海峡いきもの展開幕/瀬戸内町・郷土館

2017年08月11日

大島海峡で発見された新種の海洋生物を紹介する写真展=8日、瀬戸内町立図書館

大島海峡で発見された新種の海洋生物を紹介する写真展=8日、瀬戸内町立図書館

 瀬戸内町立図書館・郷土館2階で8日、「大島海峡、いきもの新発見写真展」が始まった。同町で昨年、新種として登録された「アマミホシゾラフグ」のほか、これまでに大島海峡で発見された珍しい海洋生物を写真で紹介している。9月10日まで。

 写真展は午前9時~午後6時(日曜・祝日は午後5時まで)、月曜休館。問い合わせは電話0997(72)1600瀬戸内町立図書館。

和名「キホシスズメダイ」(上)。奄美群島では食用魚として流通し、琉球列島沿岸ではよく見られる魚。しかし、和名「キホシスズメダイ」に対応する学名がないことが判明したため、2013年に新種記載された=撮影・鹿児島大学総合研究博物館 写真下は、和名「トゲツノヤドカリ属未記載種」。通常、ホシムシと呼ばれる細長い生物を骨格にすまわせ運んでもらうことで、不安定な砂泥底のみで生息できるスツボサンゴというサンゴの仲間。正式な名前(学名)のない「未記載種」という位置づけにあり、近い将来、新種として発表される可能性がある=撮影・藤井琢磨鹿児島大学国際島嶼教育センター奄美分室特任教授

和名「キホシスズメダイ」(上)。奄美群島では食用魚として流通し、琉球列島沿岸ではよく見られる魚。しかし、和名「キホシスズメダイ」に対応する学名がないことが判明したため、2013年に新種記載された=撮影・鹿児島大学総合研究博物館
写真下は、和名「トゲツノヤドカリ属未記載種」。通常、ホシムシと呼ばれる細長い生物を骨格にすまわせ運んでもらうことで、不安定な砂泥底のみで生息できるスツボサンゴというサンゴの仲間。正式な名前(学名)のない「未記載種」という位置づけにあり、近い将来、新種として発表される可能性がある=撮影・藤井琢磨鹿児島大学国際島嶼教育センター奄美分室特任教授