「奄美群島の自然史学」出版

2016年02月24日

「奄美群島の自然史学」を出版した奄美野生生物保護センターの水田拓・自然保護専門員

「奄美群島の自然史学」を出版した奄美野生生物保護センターの水田拓・自然保護専門員

   水田拓・環境省奄美野生生物保護センター自然保護専門員(46)編著の「奄美群島の自然史学 亜熱帯島嶼の生物多様性」が20日、東海大学出版部から発行された。若手から中堅中心に総勢23人の研究者が執筆。奄美の生態系を、多様な切り口で分析する。19章で構成。トクノシマトゲネズミ、オットンガエルといった固有種研究のほか、「アマミヤマシギの交通事故」「ノネコって何だ」「奄美群島はいつ沖縄諸島と分断されたのか」など、奄美の自然の成り立ちや、希少生物が現在直面する問題を考える内容。