宮古崎でツツジ植樹 大和村

2020年03月09日

タイワンヤマツツジの苗木を植える大学生=8日、宮古崎

タイワンヤマツツジの苗木を植える大学生=8日、宮古崎

 大和村国直のNPO法人TAMASU(中村修代表)は8日、集落近くの宮古崎でタイワンヤマツツジの植樹を実施した。集落青壮年団と、インターン研修に訪れている大学生ら約20人が協力して苗木約50本を植えた。

 

 宮古崎は岬一面がササの一種のリュウキュウチクで覆われ、東シナ海を一望できる広大な景観が人気。国立公園に指定されている。かつてはツツジの名所だったが、盗掘で激減した。植樹は青壮年団が約20年前から取り組んでいる。

 

 例年はイベントの宮古崎つつじウオークに併せて植樹を実施していたが、新型コロナウイルスの影響でイベントが中止となったため、集落とインターン生のみで植樹を行った。

 

 駒沢大学4年の深津亜美さん(21)は「国直で美しい自然や温かい人たちと出会い、いろんな考え方を学べた」と話し、「きょう植えたツツジが育って花が咲いたころにまた遊びにきたい」と笑顔を見せた。

 

 中村代表(52)は「ウオーキング大会が中止になったのは残念だが、これからも宮古崎の保全とツツジの再生に努めたい。花の見ごろは4月上旬ごろまで。ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けた。