「シマ唄ぬマオロ」出版 歌詞、曲の背景も解説 徳之島出身の米川さん

「シマ唄ぬマオロ」を自費出版した米川さん=15日、神戸市

「シマ唄ぬマオロ」を自費出版した米川さん=15日、神戸市

 徳之島町亀津出身の唄者、米川宗夫さん(72)=兵庫県神戸市北区=がこのほど、「シマ唄ぬマオロ」と題した島唄解説本を自費出版した。歌詞の解説に加えて、曲が生まれた背景についても考察。島唄を知る貴重な資料になりそうだ。

 

 本書には徳之島と奄美大島の島唄53曲が収められている。書名の「マオロ」は「周囲、周辺」という意味。島唄を島口、ヤマトグチで表記したばかりではなく、曲が歌われた経緯や背景、場所など島唄にまつわる解説が1曲ずつ丁寧に記述されている。

 

 米川さんは同書を執筆している時、「島唄には脚韻を意識している歌詞もあり、いくつか発見があった」と語る。「黒だんど節」「しゅんかね節」などには、徳之島だけに伝えられた歌詞もあり、その紹介と解説を盛り込んだ。

 

 米川さんは今後、「徳之島口説集」「続シマ唄集」を楽譜(工工四=くんくんしー)付きで出版したいと考えている。

 

 本書は定価千円(税・送料込み)で頒布している。希望者はEメールでbashayama@ivory.plala.or.jp米川さんに申し込めばよい。電話0997(52)9646奄美市名瀬の吟亭でも取り扱っている。