「島の空気感に助けられた」 愛加那役の二階堂さんらトーク 奄美市で西郷どんPV

トークショーで奄美ロケの秘話や思いを語る(左から)里アンナさん、二階堂ふみさん=20日、奄美市名瀬

トークショーで奄美ロケの秘話や思いを語る(左から)里アンナさん、二階堂ふみさん=20日、奄美市名瀬

 明治期の偉人、西郷隆盛の生涯を描くNHK大河ドラマ「西郷どん」の奄美パブリックビューイング(PV)が20日、奄美市名瀬の奄美文化センターであった。西郷の妻・愛加那を演じる二階堂ふみさん(23)、愛加那の義姉・里千代金役で同市笠利町出身の里アンナさん(38)がトークショー。奄美ロケを振り返り、「愛加那の気持ちの波が大きく、大変な撮影だった。島の空気感が助けになった」(二階堂さん)、「テレビを通して多くの人に島唄を知ってもらえたら」(里さん)などと語った。

 

 PVはNHK鹿児島放送局、観光かごしま大キャンペーン推進協議会主催。

 沖縄出身の二階堂さんは龍郷柄の本場奄美大島紬で登場した。2カ月ぶりの奄美に「恋しかった」と笑顔。

 

 20日放送の第19話で西郷から愛加那の名前をもらうシーンは「虫の音だったり生き物の声が聞こえてきて、きっとこういう音を聞きながら2人は思いを通じ、夜を過ごしたんだろうなと思った」「愛加那のいろんな気持ちの動きがある回。毎回不安だったが奄美大島や沖永良部島の空気感に助けられた」と振り返った。

 

 今後の見どころは「激動の中で2人の関係性が変わっていく。たくさんの歴史の中で女性が陰ながら男性を支え、涙を流していたシーンも出てくる。一緒に寄り添って見てほしい」と語った。

 

 里さんは「生まれ育った奄美での撮影。プレッシャーもあったが、風や土地に助けられて演じることができた」と回想。オープニングのタイトルバックでは歌も披露しており、13日放送の島編から方言の歌詞に変わった。

 

 プロデューサーの櫻井賢さんは「(歌声を)聞いて震えた。(音楽担当の)富貴晴美さんに『歌詞もある』と言われたが『しばらく隠しておきましょう』と。ここぞというときに出しましょう、と先週から流した」と明かした。沖永良部島で撮影した黒糖作りの再現シーンにも言及し「地元の協力なしでこれだけの映像はお届けできなかった」と感謝した。

 

 島唄指導の住姫乃さんらのミニライブもあった。二階堂さんが周りに促される形で「朝花節」の一節を披露すると、ひときわ大きな拍手が送られた。