「文化の日」に無料開放 県奄美パーク

美術館で使用する道具の説明もあったバックヤードツアー=3日、奄美市笠利町

美術館で使用する道具の説明もあったバックヤードツアー=3日、奄美市笠利町

  「文化の日」の3日、奄美市笠利町の県奄美パークは施設を無料開放した。「子ども美術館バックヤードツアー&鑑賞会」や「わらべシマ唄大会」が繰り広げられ、家族連れや観光客など600人余りの来場者でにぎわった。

 

 田中一村記念美術館の「子ども美術館バックヤードツアー&鑑賞会」には、午前、午後の部に計8家族25人が参加した。

 

 参加者は有川幸輝学芸専門員の案内で館内を巡り、館長室や機械室に加え、職員の入室にも制限があるという収蔵庫も見学。作品を収集・保存・展示し、美術の教育・普及・研究を行う美術館の役割と施設の機能を学んだ。

 

 鑑賞会では、一村の生い立ちや画風の変遷など、解説に耳を傾けながら一つ一つの絵の前で立ち止まり、色の濃淡や筆運びなどにじっくりと見入っていた。

 

 奄美小3年の大野志歩さん(9)は「絵を休ませる収蔵庫にびっくりした。一村さんのアカショウビンの作品が好き。私も元気のある絵が描きたい」と話した。

 

小中学生60人が参加した「わらべシマ唄大会」=3日、奄美市笠利町

小中学生60人が参加した「わらべシマ唄大会」=3日、奄美市笠利町

 「わらべシマ唄大会」は奄美の郷の屋内イベント広場であった。奄美大島の小中学生60人が参加し、会場いっぱいに伸びやかな歌声を響かせた。

 

 島唄を通じた伝統文化の継承を目的に奄美パークが主催し、14回目。例年「こどもの日(5月5日)」に開催しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

 

 小学校低学年、高学年、中学生の3部門で審査。「朝花節」を歌った原美波さん(朝日小1年)、「野茶坊節」の奥野乃佳さん(朝日小5年)、「今の風雲節」の時岡優里菜さん(名瀬中3年)がそれぞれ優勝した。

 

 唄者の平田まりなさんの伴奏で歌唱した原さんは「上手に歌えて楽しかった。島唄は5歳から始めた。まりな姉ちゃんみたいになりたい」と話した。

 

 前回大会の優勝者もゲスト出演して大会に花を添えた。

 

 優勝以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽小学校低学年 ②新城琉花(奄美小3年)③東原光虹(古仁屋小1年)▽同高学年 ②藤原梨月香(名柄小6年)③鈴木明(宇宿小6年)▽中学生 ②朝岡歩紀花(赤木名中2年)③萩原かほ(芦花部中3年)