コロナ禍 生演奏で聴衆魅了 奄美オーケストラが演奏会 奄美市

ソーシャルディスタンスを確保し、新しい鑑賞様式で奄美オーケストラの演奏を楽しむ聴衆=22日、奄美市名瀬の奄美文化センター

ソーシャルディスタンスを確保し、新しい鑑賞様式で奄美オーケストラの演奏を楽しむ聴衆=22日、奄美市名瀬の奄美文化センター

 奄美大島のアマチュア楽団「奄美オーケストラ」(城昭久団長)が22日、奄美市名瀬の奄美文化センターでミニミニコンサートを開いた。新型コロナウイルス感染防止のため、会場には入場制限が設けられたが、久しぶりの管弦楽の生演奏ということもあり、島内から358人のファンらが訪れた。

 

 奄美オーケストラは2012年4月に結成。登録団員は約40人いるが、今年は新型コロナの影響で練習場が確保できず、夏には一時休止状態に。今回のコンサート開催を目標に練習を再開し、演奏会場ではさまざまな感染防止の対策を講じた。

 

 最大1400人が入る大ホールに入場制限を設け、最大714席に限定。会場入り口の床には行列の間隔を示す張り紙をし、検温と消毒、感染者が出た際に連絡が取れるよう電話番号も記入した。プログラムの手渡しは止め、演奏後のアンケートもインターネット回答とした。

 

 演奏会では、クラシックからアニメ音楽まで10曲を演奏。東京交響楽団員で指揮者の阪本正彦さんは「コンサート会場の演奏は一生に一回しかできない貴重なもの。コロナ禍だからこそ感じる、CDにはない醍醐味(★だいごみ)を届けたい」と話した。

 

 娘と一緒に鑑賞に訪れた奄美市内の会社員中村愛香さん(41)は「やはり生演奏はすごい。コロナでたまっていたストレスが発散できたし、感動した」と話した。