ムチモレ踊りにぎやかに 火災教訓に無病息災祈願 大和村湯湾釜

家々を踊り回って家内安全などを祈願したムチモレ踊り=12日、大和村湯湾釜

家々を踊り回って家内安全などを祈願したムチモレ踊り=12日、大和村湯湾釜

 大和村湯湾釜集落(永野豊区長、45戸)で12日夜、「ムチモレ踊り」があった。旧暦10月16日に合わせた伝統行事。風呂敷などで顔を隠した男女が集落内の家々をにぎやかに踊り回り、無病息災と家内安全を祈願。集落には夜遅くまでチヂン(太鼓)の音が鳴り響いた。

 

 300年以上前にあった大火事の後、無病息災を願って始まったといわれる。地域住民らによる踊り連は午後7時ごろ、トネヤ(集落の祈願所)を皮切りに全戸を回った。

 

 消火に使ったとされる泥団子をかたどったカシャモチが各家から踊り連に差し出されると踊りはいっそうにぎやかに。先導役が「ムチモロター」と声を上げ、踊り手や見物客が「ヨイヤ、ヨイヤ」の掛け声で盛り上げた。