伝統食にスポット カレンダーゆらい暦発売

2021年カレンダー「奄美ゆらい暦」を発行した西代表(右)ら=6日、奄美市名瀬

2021年カレンダー「奄美ゆらい暦」を発行した西代表(右)ら=6日、奄美市名瀬

 奄美女性サークル「ゆらおう会」(西シガ子代表)と奄美市名瀬のかつしか工房はこのほど、2021年カレンダー「奄美ゆらい暦」を発行した。島の伝統食にスポットを当て、食にまつわる年中行事や風物詩を紹介。西代表は「奄美は食材がたくさんあるのが強み。先人の暮らしと知恵を記録することで、次の世代に実践してもらえたら」と話した。

 

 カレンダーは不定期刊行の通信誌「すでぃる」の別冊版。同工房の大原勝美代表が描いた挿し絵とともに、各月の伝統行事や作物などを取り上げた。

 

 1月は元旦に吸い物や刺し身を食する三献の儀式、4月は旧暦3月3日(今年は4月14日)にフチムチ(よもぎ餅)を作るサンガツサンチを紹介した。7月のヤギ汁は「ロッカツヒジュリ(旧暦6月の太陽の日照り)に負けないためのスタミナ食」とも。

 

 最終ページは盆と正月の料理を特集。同会メンバーの安原てつ子さんは、母から受け継いだという旧盆の精進料理を写真とエピソードで振り返った。

 

 西代表は「救荒作物のソテツ、健康食で重宝されるミキなど、奄美には食べるための知恵がある。今後は20日まで続く正月行事や慶弔の食も記録していきたい」と語った。

 A4判、定価1000円(税込み)。問い合わせは電話0997(52)3696西代表、電話0997(54)1476安原さんへ。