円鏡、完全形で発掘/喜界町・中増遺跡、土坑墓から

中増遺跡の墓から出土した銅鏡

中増遺跡の墓から出土した銅鏡

 喜界島南西部の手久津久地区で埋蔵文化財の発掘調査を進めている喜界町教育委員会は10日、町役場で記者会見し、同地区内の中増遺跡(約2万3500平方㍍)の土坑墓から12世紀ごろとみられる円形の銅鏡を発掘したと発表した。これまでに沖縄県で円鏡のかけらや六花鏡と呼ばれる銅鏡が見つかっているものの、完全形の円鏡が副葬品として発見されたのは南西諸島では初めて。町教委は「中世における喜界島の位置付けを探る重要な手掛かり。情報を発信して今後の研究につなげたい」と話している。