写真展 親子3代で徳之島を撮影

親子3代で徳之島を撮影する写真展「一写入魂」=11日、奄美市笠利町

親子3代で徳之島を撮影する写真展「一写入魂」=11日、奄美市笠利町

  徳之島出身の写真家・加川徹夫さん(故人)とその子孫の親子3代の写真展「一写入魂 加川家三代でみる徳之島の肖像」が11日、奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館企画展示室で始まった。初日は徹夫さんの長男・徹さん(60)らがそれぞれの作品を解説するフロアトークもあり、訪れた関係者や写真愛好家らが熱心に耳を傾けていた。展示は9月1日まで。入場無料。

 

 徹夫さんは終戦後、奄美群島が日本に復帰した直後から徳之島を撮影。徹さんら子孫3人も同島で写真館を経営するなどしてきた。

 

 写真展はスタジオカガワ(徳之島町)と一村記念美術館の共催。徹夫さんと徹さん、徹さんの長男・亮さん(32)、次女・京さん(30)の4人の作品71点を▽暮らし▽闘牛▽自然▽祭り▽肖像―のカテゴリーに分けて展示した。作家たちがそれぞれの時代に見た徳之島の姿をまとめることで、島の過去から現在までを知ることができる。

 

 総合プロデューサーの京さんは「携帯やSNS(会員制交流サイト)などで写真が見慣れたものになる中、なぜ撮影して残すのか、残していきたいのかを考えるようになった。その点にも注目して楽しんでもらいたい」と話した。

 

 徹さんは「近くて遠い島。奄美の方々には写真全体を通して徳之島を感じてほしい」と呼び掛けた。

 

 展示は午前9時~午後7時(最終日は午後4時まで)。問い合わせは電話0997(83)1150スタジオカガワ。