初のエッセー集「宝物に」 瀬戸内町出身の榎園さん

エッセー集「絆」を出版した榎園さん=6日、鹿児島市

エッセー集「絆」を出版した榎園さん=6日、鹿児島市

 瀬戸内町加計呂麻島諸鈍出身の榎園(旧姓三島)すま子さん(70)=阿久根市=がエッセー集「絆 愛(いと)おしきものたち」(あさんてさーな刊)を出版した。執筆を始めて20年、70歳の節目に作品を収めた。家族や友人との出来事を「自分史」のようにつづり、「宝物を見つけたよう」と話している。

 

 榎園さんは大島高校を卒業するまで奄美で暮らし、国語教諭として中学校で働いた。小学校教諭だった勝さん(76)と結婚し、2男1女に恵まれた。

 

 子育てが一段落し、日々の出来事を書いた文章を新聞に投稿したのが50歳のころ。「周りへの関心が高まり、多方向に視点が広がっていく」と魅力にはまっていった。

 

 エッセー集は82編を選んで1冊にまとめた。家族や同郷の友とのエピソード、児童委員を経験して考えたこと、「終活」ブームへの戸惑い…。自然体の文章で古里への思いも記している。

 

 勝さんの絵を表紙、孫6人の絵を挿絵に使った「家族全員参加の1冊」。奄美市など県内の主要書店で1200円(税別)で扱っている。