奄美の豊年祭描く 洋画家の遠藤さん

遠藤彰子さん(上)が奄美大島の自然や文化を描いた扉絵「豊年祭り」=10日、鹿児島市の黎明館

遠藤彰子さん(上)が奄美大島の自然や文化を描いた扉絵「豊年祭り」=10日、鹿児島市の黎明館

     鹿児島市の黎明館で開かれている南日本女流美術展(南日本新聞社主催、日本エアコミューター協力)で、奄美大島の豊年祭の様子を描いた大型の扉絵が披露されている。同美術展審査員で洋画家の遠藤彰子さん(72)=武蔵野美術大学名誉教授=の作品。遠藤さんは「自分なりに感じた奄美の文化や自然の神秘性を表現した」と話している。

 

 遠藤さんは2019年9月に奄美大島を訪問し、島の自然や文化、伝統行事を取材。展示作品は、瀬戸内町油井に伝わる県指定無形民俗文化財「油井の豊年踊り」をモチーフに朝、夕、夜の島の自然や集落の風景を表現した。

 

 作品はS200号変形(縦約160センチ、横約320センチ)。中央には、土俵を取り囲みながら豊年祭に参加する人々を描き、その様子を周囲の森から見守るアマミノクロウサギやルリカケス、アカショウビンなど多くの野生動物を配した。女流美術展で「豊年祭り」披露写真 丸山

 

 初めて奄美大島を訪れたという遠藤さんは「島の自然や文化から、都会では感じることのできない神秘性を感じた。壮大なガジュマルやヒカゲヘゴの植物を見て、日本にこんな風景があったのかと驚いた」と印象を語り、「ぜひ、また奄美を描きたい」と話した。

 美術展は16日まで。