「隆盛と菊次郎展」に資料貸与=拓殖大・福田理事長

展示資料について説明を受ける拓殖大学の福田勝幸理事長(右)=24日、龍郷町りゅうゆう館

展示資料について説明を受ける拓殖大学の福田勝幸理事長(右)=24日、龍郷町りゅうゆう館

 龍郷町生涯学習センター「りゅうがく館」で開催中の「西郷隆盛と菊次郎展」に展示資料の一部を貸し出している学校法人拓殖大学(本部・東京)の福田勝幸理事長が24日、展示会場を訪れた。同大学収蔵の西郷家関連資料の一般公開は初めて。

 

 同大学の前身は台湾協会学校。日清戦争後に日本の統治下に置かれた台湾の開発に貢献する人材育成を目的に1900(明治33)年に設立された。菊次郎は1910(明治43)年から同校の評議員を歴任した。

 

 菊次郎の次男、隆治氏と三男の隆秀氏が拓殖大学の卒業生で、隆秀氏は55(昭和30)~64(同39)年まで同大学の理事長を務めた。

 

 この縁で、大学側は昨年、隆治氏の家族が所有していた西郷家ゆかりの資料を、関係者の協力を得て収蔵。龍郷町は特別展の展示資料として、菊次郎が渡米した時のパスポートや台湾総督府の役人として赴任した際に交付された辞令など16点を大学側から借り受けた。

 

 福田理事長は、町教委の担当職員の説明を受けながら、展示物を見学。「分かりやすい展示手法で、内容も充実している」と評価し、菊次郎が赴任した台湾と龍郷町の交流活発化にも期待した。

 

 福田理事長は見学後、竹田泰典町長らと懇談した。25日には西郷ゆかりの場所などを巡る。