島の人々に感謝-河瀬監督、朝山市長を表敬訪問

朝山市長(手前)を表敬訪問し、撮影協力への感謝などを述べる河瀬監督=16日、奄美市役所

朝山市長(手前)を表敬訪問し、撮影協力への感謝などを述べる河瀬監督=16日、奄美市役所

 奄美市笠利町を舞台にした映画「2つ目の窓」の河瀬直美監督が16日、朝山毅奄美市長を表敬訪問し、「奄美の人々の協力がなければ映画を完成させることはできなかった。ありがたく思う」と感謝を述べた。
 「2つ目の窓」は、奄美に住む少年と少女の暮らしを通じて、島に息づく生命のつながりをテーマにした作品。伝統行事の「種下ろし」や台風など、奄美の文化の素晴らしさや自然の脅威も収めており、カンヌ映画祭の最高賞であるパルムドール賞の有力候補として話題を呼んだ。
 河瀬監督は「映画祭での上映ではエンドロール終了まで席を立つ人がいなかった。(パルムドールの)受賞には至らなかったが、作品の評価は見ていただいた一人一人の中に刻まれたと実感している」と感想。「豊かな海や自然が満ちあふれた奄美で撮影できたことをうれしく思う」と述べた。
 朝山市長は「奄美を全世界にPRしていただき、感謝している。最高賞は逃したが、現地(カンヌ)でも高い評価を得た今回の快挙を、島民とともに喜びたい」と述べ、監督の今後の活躍を期待した。