島劇団「野生の島人」が公演 与論島

 独特な世界観で観客を魅了した与論島劇団「野生の島人」の公演=7日、与論町

独特な世界観で観客を魅了した与論島劇団「野生の島人」の公演=7日、与論町

 与論島劇団「野生の島人」の第2回公演「春が来る」が7日、与論町の砂美地来館であった。地元の劇団員がダンスや落語演劇、三線演奏などを取り入れた独特な世界観を表現し、観客を魅了した。

 

 同劇団は2019年5月に発足。与論島の精神世界を舞台芸術として表現しようと活動している。文化庁の事業を活用し、演出家の小池博史氏が演技指導などを行っている。

 

 「春が来る」は、与論の自然や文化を題材にした物語で2部構成。1部は、あまんじょう(与論初渡来の人間が発見し定住したといわれる湧き水)の下で先祖たちが繰り広げるおおらかな世界を表現。2部では古典落語「芝浜」の22世紀与論島バージョンの世界を描き、観客の笑いを誘った。当日は約150人が鑑賞に訪れた。

 

 脚本・演出を手掛けた沖隆寿さんは、舞台あいさつで「舞台を見た後に少しでも元気になってくれればうれしい限り」と話した。演出家の小池博史さんは「『春が来る』の舞台のような世界が与論には残っている。与論という場所の豊かさを感じざるを得ない」と語った。

 

 公演は公益社団法人奄美大島青年会議所や与論町商工会青年部などが協力した。