島唄とバレエダンスなど多彩 島唄継承イベント「了知と情熱」 喜界町

島唄とバレエダンスなどが共演した島唄継承イベント「了知と情熱~踊る喜界島~」の舞台発表=6月30日、喜界町

島唄とバレエダンスなどが共演した島唄継承イベント「了知と情熱~踊る喜界島~」の舞台発表=6月30日、喜界町

 島唄継承の活性化を目的としたイベント「了知と情熱~踊る喜界島」(同実行委員会主催)が6月30日、喜界町であり、島唄や方言、八月踊りの継承などについての対談とさまざまなジャンルの音楽と舞踊を組み合わせた舞台発表が行われた。町内外の研究者や音楽家、地元唄者や住民が一堂に集い、イベントを楽しみながら喜界島の人と文化の関わりを学んだ。

 

 音楽家などでつくる団体「伝統の身体・創造の呼吸」(原田敬子代表)が企画。喜界町文化協会の光岡力会長を実行委員長に島内外のメンバーで実行委員会を組織して運営した。

 

 対談は同町役場で午前11時に始まり、インターネットで生放送した。司会は東京音楽大学准教授でもある原田代表(50)と喜界島観光物産協会職員でシンガー・ソングライターの土岐宏大さん(36)。島内外の研究者や大学教授ら6組をゲストに午後3時半ごろまでリレートークを展開した。

 

 対談の中で、同町の上嘉鉄八月踊り唄保存会世話人の生島常範さんは「踊りの輪が住民の一体感を生み出し、地域の和をつくる」と強調した。

 

 舞台発表は自然休養村管理センターで午後6時半に開演。地域住民ら約350人が鑑賞した。

 

 オープニングは「朝潮満ちゃ上りへささげる音楽」と題したピアノ、トロンボーン演奏とダンス。続いて同町志戸桶の唄者菅沼節枝さんの島唄。その後も島唄とバレエダンスの共演や観客が振り付けで参加するオリジナル合唱曲など多彩なステージが繰り広げられた。

 

 鑑賞した喜界高校1年の原田幸歩さん(16)は「島唄の伝統を守りながら、バレエダンスやピアノ演奏などが一緒になった表現に感動した。島唄は好きで自分も習っている。これからも日本中に島唄を広めるために、いろいろな表現を先輩たちから学んでいきたい」と話した。

島唄伝承について語り合うイベント企画団体の原田代表(右)ら

島唄伝承について語り合うイベント企画団体の原田代表(右)ら